仲のよい兄弟間の相続の問題

母が亡くなったのは、4年前のことです。
最終的には、すい臓がんで亡くなりました。
胃が痛いと仲良しの近所の医者にかかり、薬を服用していました。
1年ほどしても改善が見られず、痛みが増してきたため、総合病院で精密検査を受けることになりました。
しかし、その時はがんは既にステージ3でした。
母にはそれを知らせませんでしたが、日に日に弱っていく自分を感じて察していたようです。
母は、株や投資信託など相続の問題がでそうな資産をすべて普通預金化するように同居する3男に指示していました。
われわれ兄弟2人にも、処置については連絡がありました。
それから5ヶ月もたたないうちに母は逝去しましたが、母の賢明な処置でした。
このときは、父が存命でありましたので特段に相続自体が問題になることはありませんでした。
つまり、母名義の資産はすべて父が相続することにしたからです。
特に遺産分割協議書をまとめることもなく、3兄弟は権利を放棄することで合意し、金融機関への合意証明書を謄本および印鑑証明を提出することで終わると思いました。
でも、権利を有する親族が父と子供たちだけであることを証明する必要がありました。
つまり、他に権利を主張する人(例えば内縁関係があって戸籍上は記載ないが子供であることを主張する人)ががいないことを書面で提出する必要が生じたのです。
故人ではあったが、祖母がいました。
この祖母は父母にとって養母です。
つまり、結婚したときにおばさんを養母として迎えいれていたのです。
この祖母に子供がいるとすると(実際いたが、別居して疎遠になったいた)、父母と兄弟ということになります。
もちろん戸籍上は関係がありませんが、異論を唱えてくると複雑な話になりかねません。
その子供の住居を探し当てて同意を取るのは面倒でしたが、承諾をとりつけました。
母に関していえば、何事もありませんでしたが、その3年後に父がなくなりました。
実は、母が亡くなったときに、こういうときがくると3兄弟で漠然と話してしていました。
3男が父母と同居していましたし、面倒を見てもらっていたこともあり、土地・家屋、金融資産もすべて3男にあげると合意していました。
そのときの不動産の価値や金融資産額について漠然と知っていただkでした。
父の死後、資産を合算してみると約6千万程度になりました。
初めは、3兄弟だけで決めれば良いと思っていたのですが、そんなにあるなら少しはもらったらどうと、妻たちが言い出しました。
彼らの言い分は「自分の実家は遠くから冠婚葬祭に訪れる兄弟たちの費用を、相続した人が負担する約束を取り付けるいる。そのくらいはだしてもらったらどう」というのです。
確かに、法事ごとに実家に帰るのに、われわれの子供たちの旅費や宿泊費をいれれば相当な金額になります。
また「3男が相続するならばお墓の管理などもお願いしておく必要がある」というわけです。
もっともな話でした。
3男には全部あげるというような漠然とした話をしてきたのですが、きちんとする必要があるということになりました。
税の問題はありません(控除範囲内)でしたが、遺産分割協議書をまとめることになりました。
その中でも、3男の姪っ子2人にも 父名義で生命保険が相当額かけられていることも判明したりしましたが、最終的には長男、次男2人には各100万円を分割することで合意するに至りました。
結論的には穏やかに手続きは終わったのですが、関係者というときに親族の範囲だけではなく、妻や子供も含めて話をしておかないと厄介なことになりかねないと思いました。
例えば、生前に父母たちが孫に財産を残してあげると口約束していたとしたら、同義的に何か考えなければならなかったでしょう。
遺言も何もありませんでしたが、あるともっと複雑な話になるでしょう。
もめないように周りにも十分配慮すべきと思いました。

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